松崎元治さん(蒲元)
約 10 年前となる 2015 年頃、あたたかいご夫婦がお出迎えしてくれる昔ながらのお惣菜屋さん「蒲元」で誕生した「小松菜コロッケ」。
店主の松崎さんによると、きっかけは小松菜焼酎を作っていた方々から小松菜をたくさんお裾分けしてもらったこと。元々作っていたコロッケの中に、細かく刻んで炒めた小松菜を入れるというアイディアによって完成しました。
そんな中、江戸川区商店街連合会の役員会で「えどがわ美味いもの祭り」の参加店について話していた時のことでした。
「何か珍しい商品はないか?という話題になったとき、うちの商店街の理事長さんが、小松菜コロッケをやっている店があると言ってくれたんです。」
江戸川区特産である小松菜を使っている点が注目され、出店の機会へとつながりました。
小松菜コロッケのこだわりは、「小松菜をたっぷり入れること」。
「小松菜って炒めると小さくなっちゃうので、なるべく多めに入れるようにしています。味付けは目分量なので、少し濃いときも薄いときもあるんですよ」と松崎さんは笑いながら語ります。
シンプルな作り方だからこそ、どこか家庭的で親しみやすい味に仕上がるのでしょう。
コロッケには小松菜がぎっしりと詰まり、ヘルシーでありながら食べ応え抜群。ソースをかけなくてもそのまま十分美味しく食べることができます。
小松菜は、餃子に入れたり、はたまたハンバーグに入れてもおいしいとのこと。日頃から様々な料理で楽しんでいる”小松菜への愛”を感じました。
さらに、食べ方のおすすめをお聞きしました。
「揚げたてをすぐに食べるのが美味しいです。お昼だと揚げてるから、お店に来てもらえるとすぐ食べられますよ。あとはパンに挟んでもおいしいんです。コロッケサンドみたいにしてね。」
小松菜が繋いだご縁から誕生し、愛され続けている小松菜コロッケ。
お店に行けば、ご夫婦の笑顔も相まってお腹も心も満たされること間違いなしです!

(ライター:山田志織)








